あたまいの頭の中

頭の中をうまく文章にするためのリハビリ。

病気で倒れた時のことを考える

こんばんは。

 

私は看護師をしています。
隠キャでもまあ働けてますね。


看護師5年目なのでピヨピヨの新人なのですが、それでも皆さんに伝えたい!!って事が3つほどあります。

 

1つ目は「心臓が止まりかけた時に心肺蘇生をするかどうか意思表示しておくこと」です。


心臓マッサージをして助かる命はあります。

ただ、肋骨が折れてしまったりなど体への負担が結構大きいです。

「心臓マッサージなんてしてくれるな」と思っていたとしても、その時本人は意識無いじゃないですか。

すると、家族は生きて欲しい訳ですから「やってください!」って言っちゃうんですよね。

 

他にも、人工呼吸器を付けるかどうかとか。

付けた後に「外してください」って言うことは

「命がそこで終わる」ということなので、なかなか難しいんです。

 

本人だけでなく家族の心の負担になることもあります

だから、あらかじめ家族にその意思を伝えておいてください

 

 

2つ目は「延命してほしいかどうか意思表示しておくこと」です。

 

病気によっては
さっきまで元気に話してた人が突然「寝たきりになって口も聞けない、ご飯も食べられない」という状況になってしまうんですよね。

もちろん放っておいたら死んでしまうので、そういう時は医療行為によって命をつなぐことができます


①点滴をする方法
②鼻からチューブを入れたりお腹に穴を開けたりして、直接胃に栄養剤を注入する方法

 

少しでも家族の顔が見たい、食べられないけど他の楽しみがあるっていうので希望される人もいれば、そこまでしたくないという人もいますよね。

 

 

私は「あなた自身が希望するなら、する・しないはどちらでも良い」と思っています

 

人それぞれの生き方があります

 

ただ、これまで選択を迫られた家族が苦しむところをたくさん見てきました。

 

90歳くらいの人が”家族の意思で”心臓マッサージをされていたこともありました。

 

意思を伝えていなかったばかりに、家族の意思で生かされたり死んでしまったりするのは辛いことなのでぜひ”意思を伝え合う場”をつくってください

 

 

3つ目は、後悔しないように大切な人に会っておくこと」です。

 

コロナの影響で入院中は面会できない場合があります。

面会が許可されたら危篤状態だった、ということになると「あの時会っておけば良かった」「このことについて聞いておけば良かった」と後悔することになります。

 


人はいつ病気になるか分かりません、感染対策を充分に行いつつ、大切な人と話す機会をつくってくださいね。